MENU

車から段差や低速時に「カタカタ・ゴトゴト」異音がする原因と修理費用を元整備士が解説

このサイトは広告(Amazonアソシエイト含む)を掲載しています。

「小さな段差を越えたときに、足元からカタカタと軽い音が聞こえる…」 「低速で走っているときだけ、ゴトゴトと重い音が響くけれど放置して大丈夫?」

車から聞き慣れない異音がすると不安になりますよね。実は、異音が「いつ・どんな場面で鳴るか」を特定するだけで、原因の8割近くは絞り込むことができます。

特に足回りからの異音は、軽微な部品交換で済むものから、放置すると走行中にタイヤが脱落するような危険なトラブルまで様々です。

この記事では、元ディーラー整備士の視点から、「段差や低速走行時に発生するカタカタ・ゴトゴト音」の原因と見極め方、実際の修理費用の目安、現場で実際にあった事例までわかりやすく解説します。

事故車、故障車も全て高価買取!カーネクスト

目次

まず確認!異音の種類と発生タイミングチェックシート

異音診断で重要なのは「音の聞こえ方」と「タイミング」です。まずはご自身の状況がどれに当てはまるか確認してみましょう。

発生タイミング音の種類主な原因箇所緊急度
小さな段差・悪路・低速時軽めの「カタカタ」スタビライザーリンク中(早めの点検推奨)
段差を超えた後・突き上げ重めの「ゴトゴト」ロアアーム / ボールジョイント高(放置厳禁)
段差を超えた後・突き上げ鈍い「コトコト」「ゴトッ」ショックアブソーバー・
ステアリングラックエンド・タイロッドエンド
中〜高(ステアリング系に関しては放置厳禁)
後方からの段差通過時下からの「ゴトゴト」マフラー吊りゴム(リング)中
エンジン始動・発進時揺れるような「ガタガタ」エンジンマウント中〜高

1. 小さな段差や低速時に「カタカタ」音がする主な原因

スタビライザーリンクのガタ(比較的多いケース)

実際の整備現場で「段差でのカタカタ音」として比較的多いのが、スタビライザーリンクのボールジョイント摩耗です。

車体の傾きを抑えるスタビライザーとサスペンションを繋ぐ部品ですが、ジョイント部分のグリス切れや摩耗によりガタが生じると、舗装の荒れた道路や低い段差で「カタカタ」と軽い金属打音が発生します。

  • 症状の特徴: 低速走行時や小さな凹凸で音が目立つ。雨の日に一時的に音が消えることもある。
  • 点検方法: ジャッキアップしてリンクを手で強く揺すったり、プラスチックハンマーで軽くたたいてガタを確認します。
  • 修理費用の目安: 部品代(1本)2,000円〜5,000円 + 工賃3,000円〜5,000円程度。左右同時交換でも作業時間は30分〜1時間ほどです(※ボルトの錆びつき・固着がある場合は工賃が加算されることがあります)。
スタビライザーリンク

2. 大きな段差で「ゴトゴト」と重い音がする危険な原因

サスペンション・ロアアームのボールジョイント摩耗

スタビライザーリンクの音よりも低く重い「ゴトゴト」「ガタガタ」という音の場合、ロアアームのボールジョイント限界が疑われます。

ここはタイヤと車輪を支える最重要部位のため、放置は非常に危険です。

【整備士の現場体験談】ボールジョイント脱落による走行不能 過去に「畑の脇道を走行中に突然車が傾いて走れなくなった」という救援要請を受け、現場へ向かったことがあります。 ジャッキアップして点検したところ、ボールジョイントの摩耗を放置した結果、ジョイント部が完全にすっぽ抜けてタイヤが変な方向を向き、アームが外れて座礁していました。公道や高速道路で起きていれば大事故につながる事例です。

  • 症状の特徴: 大きな段差での重い打音、直進性の悪化、タイヤの片減り(偏摩耗)。
  • 修理費用の目安:
    • ボールジョイント単体交換:15,000円〜30,000円
    • ロアアームASSY交換:30,000円〜100,000円超(※車種によりASSY供給のみの場合あり)
ロアアーム

関連記事→ロアアーム交換費用の相場は?異音やブーツ破れの症状から交換時間まで徹底解説

3. その他の足回り・下回りからの異音原因

ショックアブソーバーの内部摩耗・オイル漏れ

段差を乗り越えた際に「コトコト」「ゴトッ」と鈍い音が響く場合、ショックアブソーバー内部の減衰機構の劣化が考えられます。特に走行距離10万km前後の車両に多く見られます。

オイル漏れを伴っている場合は車検に通らないだけでなく、制動距離の伸びやコーナーでのふらつきの原因になります。

  • 修理費用の目安: 1本あたり15,000円〜40,000円(4本全交換の場合は60,000円〜150,000円)。

*修理費用が高額になる場合は、カーネクスト の買取サービスを利用するという選択肢もあります。


ステアリングラックエンド・タイロッドエンドのボールジョイント部の摩耗

ステアリングラックエンドやタイロッドエンドのガタは、放っておくとハンドル操作に支障をきたしてしまう重要な部分です。

万が一にも外れてしまうとハンドル操作ができなくなってしまうので、早急に修理する必要があります。

ステアリングラックエンドについての詳しいことはこちらの記事で解説しています
              ↓
車検後すぐ異音…原因はラックエンドのガタ|症状・危険性・修理費用を解説


マフラー吊りゴム(エキゾーストマウント)の切れ

後方や床下から段差のたびに「ゴトゴト」と聞こえる場合、マフラーを吊り下げているゴムリングが劣化して切れ、マフラー本体が車体フレームに直接当たっている可能性があります。

  • 修理費用の目安: 吊りゴム交換 2,000円〜5,000円程度(比較的安価で修理可能)。
マフラー吊りゴム

4. エンジン始動時や発進時に「ガタガタ・ゴトッ」と響く場合

走行中の段差ではなく、エンジンをかけた瞬間やDレンジに入れてアクセルを踏んだ瞬間に「ガタガタ」「ゴトッ」と揺れるような音がする場合、エンジンマウントの劣化が原因の可能性が高いです。

エンジンマウントは金属とゴムでエンジンを車体に固定し、振動を吸収しています。ゴムが破れたり硬化すると、エンジンの挙動に合わせて車体に直接振動と打音が伝わります。

  • 修理費用の目安: 1箇所につき10,000円〜30,000円(複数箇所同時交換の場合は30,000円〜100,000円超)。
エンジンマウント

エンジンマウントに関する詳しい記事はこちらです
          ↓
【元整備士が解説】信号待ちでDレンジにすると車がブルブル振動する原因とは?エンジンマウント交換の費用相場も紹介

意外な落とし穴!工場に持ち込む前にチェックしたい「車内のビビリ音」

異音の相談で工場に持ち込まれ、整備士が試乗点検した結果「原因は車内の荷物だった」というケースも実は少なくありません。

  • ドアポケットやトランクに転がっている空き缶・ペットボトル
  • 後部座席の足元に落ちた硬い小物や工具
  • ダッシュボード周りや後付けドライブレコーダー・スマホホルダーの配線干渉

工場で点検を受ける前に、車内の荷物を一度すべて降ろした状態で走行し、異音が再現するか確認することを強くおすすめします。

異音を放置するリスクと乗り換えの判断基準

車の「カタカタ・ゴトゴト」という異音は、車からのSOSサインです。

  1. 修理費用の高額化: 1箇所のガタ(スタビリンク等)を放置すると、振動が周囲のアーム類やショックに伝わり、連鎖的に他の高額部品を痛めます。
  2. 突然の走行不能・事故: ロアアーム等のジョイント抜けは脱輪やステアリング不能を引き起こします。

年式・走行距離によっては乗り換えも検討を

走行距離が10万kmを超えている車や、初度登録から10年以上経過している車で、ショックアブソーバーやロアアーム、エンジンマウントなどの「足回り一式リフレッシュ」が必要になった場合、修理費用が15万円〜30万円以上に達することも珍しくありません。

👉車の修理で高額な費用がかかる場合は、思い切って買い替えを検討するのも一つの方法です。

年式が古い車や走行距離が多い車は、修理を繰り返すよりも買い替えたほうが、結果的に費用を抑えられるケースも少なくありません。

「修理するべきか、それとも買い替えるべきか迷っている」という方は、まず現在の愛車の価値を確認してみるのがおすすめです。

ディーラーで「査定額が付かない」と言われた車や故障車、不動車でも、カーネクストなら0円以上の高価買取。レッカー代や名義変更などの手続き費用も無料なので、まずは無料査定で愛車がいくらになるのか確認してみてはいかがでしょうか。

修理費と比較するためにも、まずは無料査定で現在の買取価格を確認してみましょう。

\高額な修理費用を払う前に!/
今の状態でいくらで売れるか20秒でカンタン確認

まとめ:車からカタカタ音が聞こえたら早めの点検を

車から発生する異音は、発生するタイミング(段差、低速時、発進時など)によって原因を特定できます。

  • 軽い「カタカタ」: スタビライザーリンク等の摩耗(早期点検)
  • 重い「ゴトゴト」: ロアアーム等の危険なガタ(即時点検)

早期発見であれば、数千円〜数万円の部品交換だけで安く収まるケースがほとんどです。「まだ走れるから」と放置せず、気になる音が出始めたら信頼できる整備工場で早めに点検を受けましょう。

よかったらシェアしてね!
  • URLをコピーしました!
  • URLをコピーしました!

この記事を書いた人

ガレージノート管理人
元自動車整備士(経験約30年)

ディーラーで19年、民間整備工場で約11年勤務。
自動車整備士国家検定2級。トヨタ検定1級。

エンジン不調・異音・足回りトラブルなど多数の診断・修理を経験。

このブログでは、実体験をもとに初心者でも分かるように解説しています。

目次