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定期点検後にエンジンから白煙?原因はラジエター破損だった実体験

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「定期点検に出した直後なのに、車の前から白煙が出た…」

そんな状況になると、「点検ミスでは?」「整備不良?」と不安になる方も多いと思います。

しかし、実際には点検時には異常がなくても、ラジエターは突然破損することがあります。

今回は、私が整備士時代に実際に経験した「定期点検後にラジエターが破裂し、最終的にオーバーヒートでエンジン損傷にまで発展した事例」を紹介します。

同じような症状で悩んでいる方の参考になれば幸いです。

目次

定期点検後に「車の前から煙が出ている」と連絡

昔、勤務していた整備工場で定期点検を終えた車両をお客様へ納車した直後のことです。

しばらくしてお客様から、

「車の前から煙が出ている」

という連絡が入りました。

急いで現場へ向かい車を確認すると、エンジンルームから大量の水蒸気が発生しており、冷却水が漏れて走行不能な状態になっていました。

白煙のように見えていたものの、実際には漏れた冷却水が高温のエンジンにかかって蒸発した“水蒸気”でした。

原因はラジエターコアからの冷却水漏れ

車を工場へ搬送して点検したところ、原因はラジエター本体でした。

ラジエターのコア部分(網目状になっている部分)に亀裂が入り、そこから冷却水が漏れていたのです。

ラジエターはエンジンの熱を冷却する非常に重要な部品です。

ここが破損すると冷却水が急速に失われ、短時間でオーバーヒートに発展する危険があります。

特に経年劣化したラジエターは、走行中の振動や熱膨張によって突然破裂することも珍しくありません。

補足:実際に自分の車も突然ラジエターが破裂した経験があります。

仕事の帰り道に雨も降っていないのに突然車のフロントガラスに水滴が落ちてきました。なんだろう、と思っていたらいきなりボンネットから白煙が吹き出してきたので驚きましたが、仕事がら原因はすぐにわかり、ボンネットを開けたらラジエターから水蒸気が吹き出していました。

整備士という職業上落ち着いて対処できたのですが、一番やってはいけないことはすぐにボンネットを開けてしまうことです。

エンジンルーム内には、たくさんの水蒸気が溢れているので、すぐにボンネットを開けるのは火傷の危険もあります。エンジンを止めてある程度白煙が落ち着いてからボンネットを開けるようにしましょう。

まずはラジエター交換を実施

この時点では、エンジン内部までダメージが及んでいるか判断できませんでした。

そのため、まずはラジエターを交換して正常に冷却できる状態へ戻すことに。

ただし、もしエンジン内部まで損傷していた場合には高額修理になる可能性があります。

そのため今回は、修理費用を抑えるために中古ラジエターを使用しました。

さらに、念のためサーモスタットも同時交換。

ここまで交換すれば通常であれば冷却系統は正常に戻るはずです。

修理後の試運転で再び水温上昇

ラジエター交換後、エンジンを始動。

暖機中は特に異常なし。

「これなら大丈夫そうだ」

と思いながら試運転へ出たのですが、走行を続けるにつれて徐々に水温が上昇。

最終的には水温計がレッドゾーンまで達してしまいました。

この時点で、単なるラジエター故障ではなく、すでにエンジン内部へダメージが及んでいる可能性が高くなりました。

ヘッドガスケット抜けを確認

工場へ戻ってから、ヘッドガスケットリークテスターで点検を実施。

*ヘッドガスケットリークテスターとはエンジンから出る排気ガスが冷却水に混ざっているかどうかを調べるテスターです。ヘッドガスケットリークテスターについての詳細はヘッドガスケットが抜けた時の見極め方の記事で解説しています。

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ヘッドガスケットが抜けた時の見極め方|症状チェックと放置リスクを元整備士が解説 「最近、冷却水が減る気がする」「マフラーから白煙が出ている…これって大丈夫?」 こういった症状が出たときに疑うべきなのがヘッドガスケット抜けです。 私はディーラ...

すると、テスター液が見事に黄色へ変色。

これは燃焼ガスが冷却水側へ漏れている証拠で、ヘッドガスケット抜けの典型症状です。

つまり、ラジエター破損によるオーバーヒートが原因で、エンジン内部まで損傷していたということになります。

オーバーヒート後は修理費用が高額になりやすい

ここから先は、

  • シリンダーヘッド脱着
  • ヘッド歪み測定
  • 面研(ヘッド研磨)
  • ヘッドガスケット交換

など、大掛かりな作業が必要になります。

さらに重症の場合には、

  • ピストン損傷
  • シリンダー傷
  • エンジン載せ替え

まで発展するケースもあります。

オーバーヒートは「少し水温が上がっただけ」と軽く見られがちですが、実際にはエンジンに致命傷を与える危険なトラブルです。

今回のケースでも、修理費用を考えると「車を買い替えたほうが現実的」という判断になりました。

*車を買い替える時には今の車の査定額がいくらかというのが一番気になりますよね。

そのような時にはMotaやカーネクストなどの車買い取り専門の業者のほうが、ディーラーなどに下取りに出すよりも高額な査定額が期待できます。

【車の状態別】どちらを選ぶべき?整備士が教える失敗しない使い分け

今回紹介する2社は、どちらも実績十分なサービスですが、「あなたの車の状態」によって得意分野が全く異なります。

ご自身の愛車の状態に合わせて、最適な方を選んでみてください。


MOTAの車買取がおすすめな人

MOTAの車買取は、できるだけ高く、しかも手間をかけずに愛車を売りたい人におすすめのサービスです。

特に次のような方には向いています。

① 少しでも高く売りたい人

車を売るなら、できるだけ高く買い取ってもらいたいですよね。

MOTAでは複数の買取業者が競い合って査定額を提示するため、価格競争が起こりやすく、一社だけで査定するより高額査定が期待できます。

「ディーラー下取りより高く売りたい」という方には特におすすめです。

② 電話ラッシュが苦手な人

一括査定サービスでは、申し込み直後から何社もの業者から電話がかかってくるケースがあります。

しかしMOTAでは、最初からすべての業者とやり取りする必要はありません。

高額査定を提示した上位の業者のみと連絡を取ればよいため、「電話が何十件も来るのは困る」という方でも利用しやすいサービスです。

*最多で上位3社からの電話はあります。


③ 忙しくて査定に時間をかけられない人

仕事や子育てで忙しい方にとって、何社も査定を受けるのは大変です。

MOTAなら高額査定を提示した業者だけと商談を進められるため、査定にかかる時間や手間を大幅に減らせます。

*最多で上位3社からの電話又はメールはあります。

④ 初めて車を売る人

車を売る経験は何度もあるものではありません。

「どこに売ればいいのかわからない」「相場がわからない」という方でも、複数の査定額を比較できるため、自分の車のおおよその価値を把握しやすくなります。

価格を比較したうえで売却先を選べるので、初めての方でも安心です。

逆にMOTAがあまり向いていない人

一方で、次のような方は別の売却方法も検討したほうがよいでしょう。

  • ディーラーで新車購入と同時に下取りを済ませたい人
  • 売却を急いでいて、その日のうちに現金化したい人
  • 地域によっては参加している買取業者が少ない場合があるため、地方在住で比較できる業者数が限られるケース

とはいえ、多くの場合は「まずMOTAで査定額を確認してから下取りと比較する」という流れがおすすめです。

査定は無料なので、愛車がいくらで売れるのかを知るだけでも利用する価値は十分あります。


カーネクストの車買取がおすすめな人

カーネクストは、「高く売れるか」よりも「どんな車でも確実に引き取ってもらいたい」という方におすすめの車買取サービスです。

特に次のような方に向いています。

① 廃車・不動車を処分したい人

「エンジンが壊れて動かない」「事故で大きく損傷した」「車検切れで放置している」

このような車でも、カーネクストなら買取対象になる可能性があります。

一般的な買取店では値段が付かない車でも、海外への輸出や部品のリサイクルなど独自の販売ルートを持っているため、買取できるケースがあります。

② 年式が古い・走行距離が多い車を売りたい人

10年以上経過した車や10万kmを超えた車は、査定額が付かないことも珍しくありません。

しかしカーネクストでは、古い車や過走行車でも査定対象となるため、「もう価値はないだろう」と諦めている方にもおすすめです。

③ 廃車手続きを自分で行いたくない人

廃車には、抹消登録や書類の準備など面倒な手続きが必要です。

カーネクストでは、これらの手続きを無料で代行してくれるため、自分で陸運局へ行く必要がありません。

「できるだけ手間をかけずに処分したい」という方に向いています。

④ レッカー代や引き取り費用をかけたくない人

動かない車を処分する場合、レッカー代が必要になることがあります。

カーネクストでは、全国対応で引き取り費用が無料となるケースが多く、余計な出費を抑えて車を手放せます。

「修理するより処分したほうがよさそう」と考えている方にも利用しやすいサービスです。

逆にカーネクストがあまり向いていない人

一方で、次のような方はMOTAなどの一括査定サービスを利用したほうが高値で売れる可能性があります。

  • 年式が新しく状態の良い車に乗っている人
  • 少しでも高く売るために複数の買取店を競わせたい人
  • 人気車種や低走行車を売却する人

状態の良い車は複数の買取業者に競争してもらうことで査定額が上がることがあるため、高価買取を最優先に考えるならMOTAのようなサービスも比較してみるとよいでしょう。

一方で、「古い車だから値段は付かないだろう」「廃車費用がかかるかもしれない」と考えている方は、まずカーネクストに査定を依頼してみる価値があります。

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なぜ定期点検で異常が見つからなかったのか?

ここで気になるのが、

「点検時にラジエター異常は分からなかったのか?」

という点だと思います。

しかし、ラジエターは“突然壊れる部品”でもあります。

定期点検時に冷却水漏れが無く、圧力保持も正常なら、異常を発見できないケースは珍しくありません。

実際、古いラジエターは走行中の振動や温度変化で突然亀裂が入ることがあります。

ラジエターテスターを使えば防げた?

ラジエターには「ラジエターテスター」という点検工具があります。

これは冷却系統へ圧力をかけ、水漏れが無いか確認する工具です。

ただし、定期点検では通常そこまでの加圧点検は行いません。

理由は簡単で、劣化したラジエターに圧力をかけると、その場で破裂してしまう可能性があるからです。

つまり、

  • 点検時には正常
  • その後に突然破損

ということは実際に起こり得ます。

今回のケースも、たまたま点検後のタイミングで症状が発生したという事例でした。

定期点検後に白煙が出た時の注意点

もし定期点検後に、

  • 車の前から白煙が出る
  • 甘い臭いがする
  • 水温計が上がる
  • 冷却水が減る

といった症状が出た場合には、すぐに走行を中止してください。

オーバーヒート状態で走り続けると、今回のようにエンジン内部まで損傷し、修理費用が大幅に高額になる可能性があります。

「少しだけなら大丈夫」は非常に危険です。

まとめ

今回の事例では、

  1. ラジエターコア破損
  2. 冷却水漏れ
  3. オーバーヒート
  4. ヘッドガスケット抜け
  5. エンジン損傷

という流れで故障が進行しました。

ラジエターは消耗部品であり、特に年数や走行距離が増えた車では突然トラブルが発生することがあります。

定期点検を受けていても100%防げるわけではありません。

だからこそ、

  • 水温計の変化
  • 冷却水の減り
  • 白煙や甘い臭い

など、日常の小さな異変を見逃さないことが重要です。

オーバーヒートは初期対応が非常に大切なので、異常を感じたら早めに点検を受けることをおすすめします。

エンジン全般におけるトラブル記事はこちら

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